登録者2,500人で月50件DLを生む企業YouTubeの裏側|【ナイル株式会社・松中朱李 様】

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登録者2,500人で月50件DLを生む企業YouTubeの裏側|【ナイル株式会社・松中朱李 様】

「YouTubeを始めたいけれど、本当にビジネスの成果につながるのかわからない」
そんな悩みを持つWeb担当者の方に、ぜひ知っていただきたい事例があります。

ナイル株式会社が運営するYouTubeチャンネル「ナイルTV」は、登録者数約6,800人(2026年3月時点)。
チャンネル登録者数2,500人規模の段階から毎月50件以上の資料ダウンロードをはじめ、問い合わせやメルマガ登録を継続的に獲得しています

本記事では、株式会社ビーヘルシーが運用支援を担当するナイルTVの裏側を、ナイル株式会社・松中朱李様へのインタビューをもとにご紹介。
企画・施策・運用の3つの観点から、企業がYouTubeをWebマーケティングに活用するためのポイントを解説します。

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本記事の内容は、YouTube動画でも詳しく解説しています。

▼対談者紹介

ナイルTV:YouTube運用支援の概要

項目内容
依頼背景・課題Webマーケティングの一環としてYouTubeの活用を検討。
認知拡大から問い合わせ獲得まで、YouTubeをビジネスに直結させる仕組みを構築したい。
支援内容企画立案・動画編集・効果測定を含む一貫した運用支援。
成果チャンネル登録者数2,500人で月50件以上の資料ダウンロードを実現。
YouTube経由の資料ダウンロードとメルマガ登録が半年で6倍に増加。

YouTube運用を始める前に決めた2つのポイント

柴田:ナイル株式会社は、オウンドメディアの運営やメルマガ配信(登録者数1万人)など、すでにWebマーケティングに取り組んでいますよね。

松中様:はい。そうしたなかで、新たな施策としてYouTubeの運用を始めることになりました。

柴田:YouTubeをビジネスに直結させるためには、バズりや再生数を目的にしないことが大前提です
そのため、「誰に届けるか」「どうビジネスにつなげるか」を最初に決めたうえで、企画・施策・運用の全体を設計しました

松中様:チャンネル登録者数2,500人(※)は、少なく感じるかもしれませんが、企業チャンネルとしては十分なインパクトがあると実感しています。
運用を始めた翌月から問い合わせが発生したときは、正直驚きました

(※)2026年3月時点では約6,800人

企画編:ターゲットとゴールから逆算した4つのポイント

ナイルTVの企画設計は、「Web担当者に届ける」「問い合わせを獲得する」という2つの目的から設計されています。
この方針をもとに、以下の4つのポイントを押さえて企画を立てました。

ポイント1:検索キーワードを起点にした企画設計

柴田:ナイルTVをスタートするにあたり、まず「誰に見てもらうのか」「どうビジネスにつなげるのか」を松中様としっかりすり合わせましたよね。
そのうえで、ターゲット層がYouTube内でどのようなキーワードを検索しているかをリサーチし、企画に落とし込んでいます。

松中様:はい。検索キーワードを整えておくと、過去の動画もずっと流入を集め続けてくれるんですよね

柴田:そうですね。キーワード設計をしっかり行えば、半年や1年前の動画でも伸び続けます。
コンテンツが資産として積み上がっていくのは、YouTube特有の強みです
YouTubeの検索ボリュームも、専用ツールで簡単に確認できます。

松中様:過去動画から継続的に流入があるので、コンテンツが積み上がっている実感があり、それが運用を続けるモチベーションにもなっています。

ポイント2:拡散されやすいトレンド企画を取り入れる

柴田:キーワード軸の企画は長期的な流入に強い一方、検索ボリューム次第では伸びに限界があります。
そこで取り入れたのが、最新ニュースを即日公開する「拡散型」の企画です
拡散型の動画で初めてチャンネルを知った視聴者が、キーワード軸の動画を回遊し、チャンネル登録につながる流れを生み出しています

松中様:「拡散型」の企画は速報性が重要なので、即日で動画を仕上げていただいていました。大変だったと思います…!

柴田:大変でしたが、競合が対応しきれないところを押さえられたので、差別化になったと思っています!

ポイント3:問い合わせ獲得から逆算した企画を作る

柴田:ナイルさんは、すでにWebマーケティングを幅広くやられているので、どんなキーワードが問い合わせにつながりやすいかという知見をお持ちでした。
それをベースに「無料相談」「コンサル対談」「内製化」「問い合わせ自動化」「BtoBリード獲得」「オウンドメディア」といったキーワードに、実績やホワイトペーパーを掛け合わせた企画を作ってきました。

松中様:YouTubeからの直接の問い合わせはあまり期待していなかったのですが、運用翌月からすでに問い合わせが発生していました

柴田:チャンネル登録者2,500人と聞くと、少なく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、企業チャンネルではそれだけでも十分なインパクトがあるというのは、ぜひ知っていただきたいポイントです。

ポイント4:バズ狙いよりもターゲットの質を重視する

柴田:企画の設計で大事にしたのが、あえてバズを狙わないという方針です
バズによって登録者の属性がずれてしまうと、その後のチャンネル成長に影響が出ると考えています。ナイルTVでは、具体的に4つの「やらないこと」を決めました。

松中様:どのような内容だったのか、詳しくお聞きしてもいいですか?

柴田:1つ目は、生成AI系の企画を広げすぎないこと。一度生成AI系の動画を出した際に、明らかに流入の属性が違ったので、それ以降はSEOやマーケティングの業務に役立つ切り口の企画だけに絞りました。
2つ目は、ブロガーや個人アフィリエイターに響くような企画を避けたこと。ナイルTVのターゲットはあくまで企業のWeb担当者なので。
3つ目は、コラボ相手の選定でYouTuberやインフルエンサーにはお声がけしなかったこと。再生数は伸びるかもしれませんが、登録者の属性が変わるリスクを取りませんでした。

松中様:4つ目は広告ですよね。開設当初、「広告を回しましょう」と提案したのですが、「やらなくていいです」とおっしゃっていましたよね。

柴田:はい。広告を使えば再生数は伸ばせますが、広告経由で登録した視聴者がその後視聴しなくなると、チャンネル全体の評価に影響すると言われています
広告に頼らなかったことで、チャンネルの質を保ちながら自然な成長につなげられたと思います。

施策編:YouTubeの機能を使い切る4つの施策

企画設計が固まったら、次はYouTubeのプラットフォーム機能を最大限に活用することが重要です

ポイント1:切り抜き動画で新規視聴者との接点を増やす

柴田:ナイルTVの競合が切り抜き動画をやっていなかったので、ここをしっかり押さえました。
切り抜き動画を出すと、キーワードで検索した際にショート動画も引っかかるようになります。
実際、切り抜き動画からチャンネルを知って、ほかの動画に回遊してくれるという導線がうまく機能しています

ポイント2:概要欄を作り込み、検索流入と成約率(CVR)を高める

柴田:概要欄には、問い合わせ用のURLや目次などを徹底して整備しています。
検索に引っかかりやすくなりますし、問い合わせにつなげるうえで視聴者が必ず目にする場所なので、ここを丁寧に作り込むのは基本中の基本です。

松中様:コメント欄にも、問い合わせや資料ダウンロードのURLを設置していますよね

柴田:はい。弊社のデータでは、コメント欄にURLを入れるだけで成約率(CVR)が0.05〜1%程度改善する傾向があります
視聴者はまずコメント欄を開く習慣がありますから、問い合わせ獲得が目的ならここを活用しない手はありません。

ポイント3:コミュニティ機能を活用してコンバージョン(成約)につなげる

柴田:YouTubeのコミュニティ機能(テキスト投稿機能)を活用し、メルマガやホワイトペーパー、ウェビナーの案内を配信しています。
登録者数が一定規模に達したチャンネルでは、高いコンバージョン(成約)が期待できます。

松中様:コミュニティ経由での資料ダウンロードが着実に増えています
コストがほぼかからないので、非常にコストパフォーマンスの高い施策だと感じています。

柴田:ただし、配信頻度には注意が必要です。我々もやりすぎて、一度ご指摘をいただいたことがありました(笑)。
バランスを保ちながら運用することが重要です。

ポイント4:演出によって出演者の人柄を伝える

柴田:情報提供だけでなく、突撃取材やアフタートークといった演出を取り入れることで、出演者の人柄やキャラクターが伝わるコンテンツを意識しています
こうした要素が、ファン化や問い合わせ獲得につながっていきます。

松中様:たしかに、人柄が伝わることで心理的な距離が縮まる感覚がありますよね。

柴田:はい。「ナイルに相談してみたい」と思っていただくためには、情報だけでなく人柄を伝えることが重要です
これはYouTubeならではの効果だと実感しています。

運用編:成果を出し続けるための3つの実行ポイント

テクニックよりも重要なのが、継続的な実行体制です
ここでは、YouTubeの成果を出し続けるための3つの実行ポイントを紹介します。

ポイント1:成果を出すための社内連携体制をつくる

柴田:YouTube支援会社が担うのは、「どういう切り口・企画なら伸びやすいか」という部分です。
一方で、視聴者にとって価値のある専門知識は、社内のメンバーが持っています
この両者の連携がなければ、成果は出ません。

松中様:最初の1〜2か月は、自社の強みや情報をすり合わせる期間が必要でした
自社の強みをまとめた資料を共有したり、こまめにコミュニケーションを重ねたりすることで、的確な提案をいただけるようになりました。
Slackで日々やり取りできるサポート体制も、スピードの面で大きな助けになっています。

柴田:社内メンバーや代表の方に出演いただける協力体制があったからこそ、チャンネルの成長につながったと感じています。

ポイント2:問い合わせや資料DLまで含めて効果測定する

柴田:YouTube運用では、再生数だけでなく、資料ダウンロードや問い合わせ、メルマガ登録への貢献まで含めて効果測定することが重要です
動画ごとに成果を可視化することで、「成果につながる動画」の傾向が見えてきます。

松中様:再生数だけでは判断できないということですね。

柴田:そうですね。再生数は多くても資料ダウンロードにつながらない動画もあれば、再生数は少なくても問い合わせにつながる動画もあります
概要欄にパラメーター付きのURLを設置して流入経路を計測することで、この違いを数値として把握できます。

ポイント3:既存のWebマーケティング施策と連動させる

柴田:YouTube単体で考えるのではなく、既存のWebマーケティング施策と連動させることも重要です
ブログ記事やホワイトペーパー、ウェビナーなどの既存コンテンツは、動画の台本素材として活用できます。
YouTube動画を記事化したりメルマガに展開したりと、コンテンツを相互に活用できる点も大きなメリットです。

松中様:弊社の場合、既存のブログがあるので、その本数分だけネタが確保されており、企画が枯渇しません
また、メルマガ登録者がすでに1万人いたこともあり、YouTube動画をきっかけにオウンドメディア「ナイルのマーケティング相談室」へ流入。そこから問い合わせにつながるケースが増えています。YouTubeはあくまで入口で、興味を持った方に対してWeb上でより詳しい情報を提供することが重要だと感じました。

YouTube経由の資料DLとメルマガ登録が半年で6倍に増加

柴田:ここまでの取り組みの成果についてもお聞きしたいのですが、実際にどのような変化がありましたか?

松中様:YouTube経由の資料ダウンロードとメルマガ登録は、半年で6倍に増加しました
検索流入はチャンネル全体の約30%を占めており、過去動画も継続的に流入を生み続けています。
また、運用開始の翌月から問い合わせが発生し、その後も途切れることなく続いています。

柴田:数字としてもかなり大きな成果が出ていますね。

松中様:そうですね。数字の変化も大きいのですが、個人的に最も実感しているのは、営業の商談時に「YouTubeを見ています」と言っていただける機会が増えたことです。
「人柄がわかって安心できた」「他社とも比較したがナイルに決めた」といった声もいただいており、商談の入口が変わったと感じています。

柴田:人柄が伝わるのは、YouTubeならではの価値ですよね
競合と比較された際に「いい人そう」「相談しやすそう」と思っていただけることは、大きな差別化になります。柴田:そういった意味でも、YouTubeは企業が取り組むべき重要な施策の一つだと感じています。

まとめ:企業YouTubeで成果を出す3つの原則

今回のポイントは、以下の3つの原則に集約されます。

  • 本来の目的から逆算した企画を作ること
  • YouTubeの機能を使い切ること
  • 社内を巻き込み既存コンテンツと融合させること

チャンネル登録者数が少なくても、設計と運用次第で問い合わせや資料ダウンロードを継続的に発生させることはできます
YouTube動画はあくまで入口
その先のWebマーケティング全体をどう設計するかによって、成果は大きく変わります。
企業YouTubeで成果を出すための本質は、動画そのものではなく「設計」にあります。

YouTube運用代行・コンサルティングはビーヘルシーにお任せください!

株式会社ビーヘルシーは、企業専門のYouTube運用代行・動画制作・コンサルティング会社です。
戦略設計からチャンネル立ち上げ、撮影・編集、内製化支援まで一気通貫で対応できる日本でも数少ないパートナーとして、累計30チャンネル以上のYouTube支援を手がけてきました。

マーケティング×制作の両軸から企業YouTubeを成功へと導きます。
「YouTubeを活用して集客・採用・ブランディングを強化したい」という企業様は、ぜひ一度ご相談ください。

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